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PE大手米KKR傘下の上場ファンド、2008年第4四半期は保有資産価値が32%下落

大手プライベート・エクイティ投資会社KKR傘下の上場ファンドKPEは、2008年第4四半期に保有資産価値が急落したことを明らかにした。【2日 ウォールストリート・ジャーナル】
KKRプライベート・エクイティ・インベスターズ(KPE)は、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が設立した取引所上場型の投資ファンド。同ファンドは2008年第4四半期の決算において、保有資産の評価額が32%下落したと発表した。同期間のS&P500がマイナス23%だったため、これを上回る下落率となっている。評価額が急激に下落した投資先企業を見ると、不振の欧州半導体メーカーNXPが80%の切り下げ、GMACの商業不動産部門から独立したキャップマーク・フィナンシャル・グループは88%の切り下げとなった。このように評価額が大幅に引き下げられた背景には、会計基準の変更によって、プライベート・エクイティ投資会社に保有資産の時価評価が義務付けられたことがある。以前は、保有資産の評価額は取得価格となっていた。

KPEの株式はオランダのユーロネクストで取引されている。同ファンドの株価は2008年に85%下落し、直近では1株2.25ドル近辺の値が付いている。ファンドの1株当たり純資産価値(NAV)が12.78ドルであるため、株式の市場価格は82%のディスカウントとなっている。これは、投資家が更なる資産価値の下落を見越していることを示している。KKRの共同創業者ヘンリー・クラビス氏は「世界的なマクロ経済環境と時価評価」に原因があると指摘し、経済が安定すればポートフォリオは収益を上げると強い自信を示した。KKRは2008年7月に、KPEを買収した上でKKRの株式をニューヨーク証券取引所に上場させる計画を明らかにしていた。しかし、現在は上場計画に対して以前に比べて厳しい見方をしている。KKRは「金融業界と市場は、2008年7月以降に劇的な変化を遂げた」として、「こうした変化が上場計画の妥当性に与えた影響を分析している。今後数週間で分析を終えたい」と説明している。事情に詳しい人物は、現在の市場環境から判断すればKKRは上場を断念すると思われる、との考えを示した。株式市場の急落や様々な業種が低迷するなか、KKRや同業のブラックストーンが2008年末に保有資産をどのように評価するのか、投資家の注目が集まっていた。ブラックストーンは2月27日に発表した第4四半期決算で、プライベート・エクイティ部門の保有資産が平均20%下落したことを明らかにしている。


Dow Jones
02 Mar 2009 07:00 GMT =
WSJ: KKR Private Equity Holdings Fell 32% In 4Q

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