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【ヘッジファンドクルーク】今週の注目ニュース―業界に規制強化の波

今週はヘッジファンド業界に対する調査結果や大手PEファンドの決算情報に加え、規制強化に関するニュースが伝えられた。
週前半には世界最大のヘッジファンド業界団体AIMAが、ヘッジファンドの透明性を高める自主規制措置を取ると発表。具体的な手法は明らかにされていないが、米国や欧州で高まるヘッジファンドへの規制強化に対して先手を打つ格好となった。規制強化が実施された場合、ヘッジファンドは、当局への登録が義務付けられ、更に厳しい情報開示の必要に迫れる。このため、多くのヘッジファンドは、今回の規制強化に対して消極的な姿勢を示している。その他では、英国に拠点を置くヘッジファンド数社が、空売りの標的を英銀行から英保険会社にシフトしていることが明らかになった。英保険会社については2008年後半から財務状態の悪化懸念がささやかれていた。今回のヘッジファンドの空売りは、その噂を裏付ける形となった。週半ばには、米プライベート・エクイティ(PE)大手ブラックストーンの第4四半期決算が報じられた。同社のシュワルツマンCEOが「過去数十年で最も厳しい1年だった」とコメントしたように、最終損失が拡大した。PEに関連したニュースとして、米証券大手のメリルリンチが日本のPEチームを解散したことが報じられた。今回の解散は、バンカメがリスクの高いオルタナティブ投資事業から撤退している影響だと考えられている。週後半には、英マン・グループ傘下のファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)運用会社RMFが運用資産の90%を失うとする予測が伝えられた。資産流出の主な要因は、RMFがメードフ氏のファンドに投資していたことがあげられる。投資家は本来、分散効果と高いデュー・デリジェンスを求めFoHFに資金を投じるが、RMFはこの要求に応えることができなかった。2日
ヘッジファンド業界団体、24日にも登録・情報公開に関する自主規制措置を発表3日
英ヘッジファンド2社、空売りの標的を英銀行から英保険会社へ転換4日
バイアウトファンドのヘルマン&フリードマン、順調な資金調達に他のファンドも羨望5日
米プライベート・エクイティ大手ブラックストーン、第4四半期決算は赤字幅拡大6日
英マン・グループ傘下ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用会社、最大90%の資産減少か

◆来週の注目ニュース
2008年第4四半期のヘッジファンド業界は、パフォーマンスの悪化と大量償還の影響で運用資産額の急減に晒された。そのヘッジファンドの投資家層にも、ここ数年で大きな変化が見られているとの調査結果が発表されている。その他では、複数の米年金基金が掲載した求人情報にウォール街で職を失った人々が殺到していることが伝えられた。公的な職業は、景気との相関性が低く、安定した雇用と収入が魅力的にうつっているようだ。

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