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人員解雇の進む米金融界、多数の人材が公的年金基金の求人に応募

米金融界の雇用情勢は日増しに悪化するなかで、今なお投資専門職に門戸を開いている組織がある。【4日 ウォールストリート・ジャーナル】
公的年金基金は、ウォール街で職を追われた人物に手を差し伸べている。既存のポジションでの人員交代が中心だが、新設のポジションに対する求人もある。現在、多くの人材が募集に応じている情勢だ。米最大の公的年金基金であるカルフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は、リスクマネジメント部門とインフラ投資部門でポートフォリオ・マネージャーを募集している。また、テキサス州オースティンの職員退職年金基金は、電気通信セクターのアナリストを募集、オハイオ州公職員退職年金基金は、副最高投資責任者(副CIO)を探している。公的年金の関係者は「我々のビジネスモデルは民間とは異なる」として、「経済環境とは関係なく、我々には運用しなければならない資金があり、運用を担当する人材を必要としている」と説明した。大部分の民間金融機関とは異なり、公的年金基金の雇用情勢は景気との相関性が幾分か低い。職員の給与は税金からまかなわれ、償還請求を受けることもない。また、負債が増大しても、資産規模を縮小する必要がない。公的年金での仕事は、地味で、賃金が安く、大都会から離れている、などのイメージがあり、米金融界の人材にとってはつい先頃まで殆ど魅力の無いものだった。しかし現在では、金融機関を取り巻く環境が厳しくなるなかで、そうした見方が一変した。ルイジアナ州職員退職年金基金が新たに創設する最高投資責任者(CIO)の募集には、3週間で50名以上の応募があったという。公的年金に職場を移した民間金融機関出身の人物は、州政府の仕事は雇用が安定しており、職場環境のストレスが少なく、子供と夕飯を共にする時間に帰宅することも可能だ、と魅力を語っている。ニューヨークのヘッジファンドで働いた経験もあるアッシュ・ウィリアムズ氏は現在、フロリダ州の年金基金の運用を担当している。ウィリアムズ氏は現在、債券ポートフォリオのマネージャーを探しているが、「嵐をやり過ごすための港を探しているような人物は求めていない」として、景気が回復してウォール街で求人が復活しても転職しない人物を求めていることを明かした。


Dow Jones
04 Mar 2009 01:57 GMT
WSJ(3/4)Public Pension Funds Profit From Wall St's Job Losses

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