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銀行の信用力に懸念を抱くヘッジファンド―大手ファンドは契約を見直し

一般的に、銀行はもっとも安全な金融機関で、その顧客であるヘッジファンドはリスクの高い存在としてみなされている。しかし、現在はヘッジファンドがプライム・ブローカーとしての銀行の信用力に懸念を抱き、大手ヘッジファンドでは、契約の見直しと銀行の安全性についての評価を進めているという。
14日付のフィナンシャル・タイムズに掲載されたコラムによると、大手銀行のいくつかは、数十億ドルに及ぶ不良債権を抱え、破綻リスクが高まっているとして、ヘッジファンドが懸念を抱いている。

世界最大級のヘッジファンド運用会社のいくつかでは、銀行との契約見直しやプライム・ブローカーに預けてある運用資産や現金の安全性を確認する動きが見られるという。30億ドルの資産を運用するあるヘッジファンド運用会社のファンド・マネージャーは、取材に対し「昨年8月、銀行がヘッジファンドの破綻を危ぶんでいたが、今はまったく逆で、ヘッジファンドが銀行の破綻を懸念している」と述べている。

ヘッジファンドは、運用資産の管理と取引業務をプライム・ブローカーに頼っている。万が一、銀行が破綻した場合のスキームについては両社の契約によるが、資産の所有権が法的に銀行側にある場合の資産の取り扱いについて、ヘッジファンドはより詳細な調査を進めているという。

ヘッジファンドが銀行への調査を進める背景には、投資家からのプレッシャーもある。投資家はヘッジファンドに対して、銀行の安全性に関する懸念を寄せられているという。ある業界関係者は、取材に対し「ヘッジファンドは、本気で銀行が破綻するとは思っていないが、投資家からの突き上げで、この問題に真剣に対処せざるを得なくなっている」とコメントしている。



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