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米名門コーネル大学の基金、ヘッジファンドへの投資配分を25%削減する意向

米名門大学のコーネル大学は、ヘッジファンドへの投資配分を現状から25%削減する方向で動いていることが明らかになった。複数のメディアが報じている。
コーネル大学基金は現在、運用資産のおよそ15%をヘッジファンドに投資しているが、そのうち4分の1を削減する方向で動いている。同大学基金は2008年に運用資産が大幅に減少したため、元々報酬が割高な上に最近パフォーマンスが低迷しているヘッジファンドへの投資配分を見直しているという。同大学のジェームズ・ウォルシュ最高投資責任者(CIO)は「我々はヘッジファンドへの投資配分を減らし、ロング・オンリーの運用会社へ投資配分を高める方向で動いている」と語った。ウォルシュCIOは、資金償還を求めるヘッジファンド運用会社の名前は具体的には出さなかった。同大学は6月時点で、現金の保有率を2%から12%に6倍ほど高めている。今後は、ディストレスト資産や社債などへの投資配分を高める予定だとしている。ウォルシュCIOは「ディストレスト資産には投資機会が存在する。デフォルトのサイクルがピークに達した時が最高の投資機会だが、まだピークには達していない」との見通しを示した。コーネル大学基金は2008年下半期に運用資産が6月末の53.9億ドルから27%減少し、現在、投資配分の見直しを進めている。また同大学は、校舎の建設を6月30日まで延期したほか、授業料の引き揚げ、入学者数の拡大、職員の早期退職勧奨なども行なっている。同大学は現在、予算不足に直面しており、全体の10%に相当する2億ドル以上の赤字が発生している。そのため、コーネル大学は、債券を5億ドル相当売却して資金を確保する計画を進めているほか、基金の支出を15%削減する方向で動いている。運用資産が減少したほか、州からの補助金や寄付も縮小したことを受けて、同大学は6日、メイン・キャンパスの予算を5%削減し、また医学部の予算を8%削減することを発表した。ウォルシュCIOによると、コーネル大学基金はプライベート・エクイティ(PE)に対する投資配分は15%弱であるが、現状は非常に順調なので、規模を縮小する予定はまったくないという。

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