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ヘッジファンド業界の回復、2013年までかかる見通し―著名アナリスト予想

2008年に過去最大の打撃を受けたヘッジファンド業界が完全に回復するには2013年までかかると、米調査会社のアナリストが見通しを示した。
2009年に入ってヘッジファンド業界の運用成績は幾分持ち直しているが、サンフォード・C・バーンスタイン(Sanford C. Bernstein)のアナリスト、ブラッド・ヒンツ氏は、今後1年間でヘッジファンド運用会社の4分の1が閉鎖に追い込まれ、完全に復活するまでには4年はかかると予想している。複数のメディアが報じている。ヒンツ氏によると、ヘッジファンド業界の運用資産総額は2009年に18.2%減少する見通しだが、それでも歯止めはかからず、底打ちするのは2010年で、運用資産総額は1兆ドル以下にまで減少し、回復するのは2013年になるという。ヘッジファンド業界の運用資産総額は、2008年半ばに過去最高となる2.2兆ドルの規模にまで拡大していた。また、ヒンツ氏は「ヘッジファンド業界の運用資産総額が減少することは、ヘッジファンドをクライアントとする銀行や証券会社の収益が大幅に減少することを意味する」と指摘。ヘッジファンドの運用資産の減少により、プライム・ブローカーの収益は32%減少し、利益は52%減少するとヒンツ氏は予想する。さらに同氏は「プライム・ブローカーが直面している問題は、単なる景気循環による収益の減少ではない」とつけ加えた。プライム・ブローカーとヘッジファンドの関係が様変わりしたので、ヘッジファンドは1つのプライム・ブローカーに多くを依存しなくなったという。その結果、プライム・ブローカレッジ業界の構造と採算性は根本的に変わってしまい、業界をリードしてきたモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなどの市場占有率は今後低下するだろうとヒンツ氏は予想する。一方でヒンツ氏は「これまでプライム・ブローカレッジ業界で上位を占めてきた大手は、今後も中核を担うはずだ」と語った。同氏の予想ランキングでは、1位がJPモルガンチェースで、そのあと順にゴールドマン・サックス、UBS、モルガン・スタンレー、ドイツ銀行、BNPパリバ、クレディスイス、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ、そしてシティグループが続くという。ヒンツ氏によると、米国のプライム・ブローカレッジ業務は2008年にはヘッジファンド業界の拡大に伴い、過去最高となる124億ドルの収益を計上したという。

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