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米保険大手AIG、政府救済金の一部をヘッジファンドに支払った事実が明らかに

米AIGに対する政府の救済資金の一部が、ヘッジファンドに流れていた事実が明るみに出たことで、政府のAIG救済に対する疑念が広がっている。【18日 ダウ・ジョーンズ】
政府がAIGに注入した公的資金がヘッジファンドに渡っていたとすれば、2007年後半にクレジット市場危機が起きて以降初めて、ヘッジファンドに国民の税金が渡ったことになる。AIGからヘッジファンドに政府の救済資金の一部が渡ったとしても、政府に救済を求めたのはAIGであり、ヘッジファンドではないという事実には変わりはない。AIGはただ単純にヘッジファンドと交わした契約を履行しているだけに過ぎないからだ。AIGはすでに、多額の税金をヘッジファンドへの支払いに宛てている。同社は15日付プレスリリースで、シタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)とパロマ証券(Paloma Securities)に対し、公的資金からそれぞれに2億ドルを支払ったことを明らかにしている。この資金は昨年行った短期取引の決済に用いられたもので、具体的にはヘッジファンドがAIGに債券を担保に融資した資金の返済である。ウォールストリート・ジャーナルも18日付の記事の中で、AIGは多くのヘッジファンドに賭け金を支払う可能性がある、と報じている。AIGは、住宅市場が当分の間は活況が続くと予想して取引に乗ったが、実際には、その反対に住宅市場は急落した。ヘッジファンドの思う壺にはまって賭けに負けたAIGがヘッジファンドに支払う羽目になるとしている。最終的にどのくらいの救済資金がAIGからヘッジファンドに流れるのかは不明だ。本来、AIGの救済に使われるべき公的資金が、ヘッジファンドなどを含む相手先に支払われているため、政府がこれを容認することへの疑問が起きている。しかし、その一方で、ニューヨーク大学のビジネススクールのエドワード・アルトマン教授(金融専攻)は、AIGが国民の税金を使って同社の役員に高額なボーナスを支払うということは問題があるにしても、ヘッジファンドへの支払いは問題にはならないと見ている。


Dow Jones
18 Mar 2009 17:23 GMT =
DJ Hedge Funds May Be Getting A Bailout Via AIG's Payments

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