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原油でヘッジファンドがショートを積み上げ―再び100ドル越えで

原油価格が再び記録的な高値を更新したが、ヘッジファンドは世界経済の先行き懸念から価格の下落を見越して、原油価格のショート・ポジションを持ち始めている。一方で、原油をショートするのは危険とする業界関係者の見通しを、21日付のフィナンシャル・タイムズは伝えている。
原油価格は、わずか2週間前の1バレルあたり86ドル付近まで下がっていたが、そこが底値となって反発し、20日には101ドルに達して、終値ベースで初の100ドルを突破した。原油価格が昨年末から、いったん下落に傾いた原因は、米国経済の減速から景気後退に陥るとの懸念が高まったことと、国際エネルギー機関(IEA)の2008年の需要予測が低下したことにあると見られる。

ヘッジファンドが原油のショート・ポジションをとるのは、原油価格の下落を予想しているためだが、原油は下がらないとする業界関係者も少なくない。バークレイズ・キャピタルのポール・ホースネル氏は「新興国市場を中心として、世界的に原油需要が高まっている。米国経済への悲観的な見方を理由に、原油をショートするのは危険で、裏目に出るの可能性がある」と警告している。ホースネル氏は、原油価格は90ドル台後半で落ち着くが、100ドルを超えることもたびたびあるだろうと見ている。

また、石油輸出国機構(OPEC)は2月1日の臨時総会で、消費国側からの増産を求める声に応じず、90ドル前後の高水準を容認する態度を示した。さらに3月に開かれる次回総会では生産据置き、もしくは減産を決定するのではないかと懸念されている。

ドイツ銀行のエコノミストは、取材に対し「サブプライム問題の影響を受けない投資先が求められている。100ドル超が続くことは無いかもしれないが、原油の売りは賢明ではない」と述べている。

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