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株式オプションの取引高急伸―ヘッジファンド、機関投資家の利用拡大

信用収縮や景気後退懸念で市場のボラティリティが高まる中、ヘッジファンドや基金などの運用者は、株式オプション取引の利用を増やしている。調査会社のタブ・グループによると、株式オプションの取引高は10年以上にわたり飛躍的に伸びているが、2007年は前年比40%増と急伸し28億6000万枚に達した。
2007年に株式オプション取引が急増した要因としては、不安定な相場状況による収益機会の拡大もあるが、機関投資家の需要拡大も大きいと、タブ・グループでは分析している。

タブ・グループのアナリスト、アンディー・ニボ氏らは、レポートの中で「機関投資家の資金がオプション市場に流れ込んでいる。オプション取引は、レバレッジとトレーディング手法を駆使した収益機会の場としてのみならず、リスク管理ツールの一環としての利用が広がっている」と述べている。

調査によれば、ファンドの運用者は、オプション取引の利用を制限されているケースが多いが、調査対象となった運用者の41%は制限を緩和し、オプションの戦略的な活用を進めている。ニボ氏らは、レポートの中で「オプションは、もはやヘッジファンドや投機家だけのツールではなくなった。運用者は、オプション取引を保守的な投資戦略の一要素として受け入れつつある」と指摘している。

今回の調査は、19の運用会社、27のヘッジファンド、3銀行の自己勘定取引部門を対象とした。調査対象の総運用資産は3兆6000億ドル。また調査では、年金基金、オプション取引のマーケットメーカー、取引所、大手ブローカーディーラーなどにもインタビューを行ったという。

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