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ヘッジファンドの人手不足、バックオフィスにも過度な責任がのしかかる

ヘッジファンドのバックオフィスでは人材不足が続いており、スタッフに過度な責任がかかっているとの調査報告を、ファンド向けサービスの人材派遣会社が発表した。
調査を行ったのは、ファンド向けの監査・税務サービス、スタッフ派遣などを手がけるロススタイン・カスで、同社によると、ヘッジファンド・マネージャーは未経験のスタッフを雇い入れ、経験者と同様の責務を与えているケースもあるという。

ロススタイン・カスでは、ヘッジファンド500社に対して調査を行った。そのうち、運用資産が10億ドル以下のヘッジファンド運用会社の70%が、スタッフに対して肩書きよりもより高い責任を課していると答えた。

オルタナティブ運用に詳しいある業界関係者、フィナンシャル・ニュースの取材に対して「業界では、過去2年間で若手のプロ・マネージャーは2倍になり、業界成長の原動力となっている。プライベート・エクイティ業界も、以前はそういった段階を経てきた」と述べている。

業界が成長すれば、より多くのヘッジファンド未経験者がスタッフとして、バックオフィスに必要となる。足りない人材は、投資銀行などの特定の規模の大きな部門で働くことに慣れた人材が採用されやすい。しかし、そうしてヘッジファンドに入ってきたスタッフは、少人数での会社運営にしばしばショックを受けてしまうという。

ヘッジファンドの業務を請け負うプライムブローカーは、こうした問題の隙間を埋めるべく、ファンドにサービスを提供する会社を次々と買収し、サービス拡大に取り組んでいる。最近では、ドイツ銀行がヘッジファンドの管理業務を請け負うヘッジワークスを買収した。

人材不足の原因について、ある投資銀行の役員は取材に対して「バックオフィスや管理スタッフの人材不足は、ヘッジファンドをさらにプライムブローカー依存型にしていくだろう。 これまでヘッジファンドでは投資以外のことがクローズアップされることはなく、投資家も要求しなかったが、今後はそうはいかない」と指摘している。

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