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レバレッジドファンドの債券売り加速、1000億ドル相当売却の見込み―アナリスト予測

多くのヘッジファンドは、実際の手持ち資産を担保にレバレッジをかけて、手持ち資産の数倍の額を運用している。こうしたレバレッジを利用したファンドが、自らが債務不履行に陥ることを避けるため、手元の資産担保債券の売却を加速するおそれがあると、アナリストが指摘している。
28日付けのフィナンシャルタイムズによると、レバレッジドファンドによる債券売りの加速を予想しているのは、シティグループのアナリスト、ビルギット・シュペヒト氏で、ファンドが保有する資産担保債券や金融機関の社債などを、今年の年末までに1000億ドル相当を売却する可能性があると指摘している。

住宅ローン担保証券や債務担保証券(CDO)など、ABSと呼ばれる資産担保証券の売却は、この数週間でも速度を増しており、価格の下落によって、新規の発行ができない状態が続いている。

しかしシュベヒト氏によれば、今後数ヶ月間に渡って、投資ビークル(SIV)は自らが発行した中期社債(MTN:Medium-Term Note)の満期を迎える。これにより、今後7ヶ月間は毎月100億ドル余りが償還されることになる。

シュベヒト氏は「ほぼ1000億ドル近く、全発行数の65%のMTNが、2008年に償還を迎える。年末の段階でも未払いのMTNが500億ドル分残る。これは、今年の景気後退の規模がいかに大きく、いかに速いペースで進むかを示す格好の指標になる」とコメントしている。

SIVの親会社である大手銀行などでは、SIVへの資金注入などで救済を図っているが、銀行の救済があっても資産売却の流れは変わらないとする見方が、業界関係者の中でも広がっている。

ABSの売却を迫られているのはSIVだけにとどまらない。27日にはロンドンのヘッジファンド、ペトロンの資産担保証券専門ファンドが、レバレッジの担保が支払いきれず資産の売却とファンドの閉鎖を決定した。

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