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英国の新税制、ヘッジファンドに危機的状況

英国はヘッジファンドにとって居心地のよい土地という印象が、英国政府が4月から実施予定の新税制で打ち砕かれる恐れがあるとオルタナティブ投資運用組合(AIMA)が警告した。
英財務省は、非居住者で長期滞在している労働者に対し3万ポンド(約600万円)の課税をする計画。もし、課税が行われれば英国ヘッジファンドの約60%に悪影響を及ぼすだろうとAIMAは警鐘を鳴らした。AIMAは、新税制に対して書簡を提出。政府に税制の見直しを強く迫った。書簡には、英国がヘッジファンド業界の成長と持続のために行ってきた全ての努力が台無しになるリスクがあると綴られていた。AIMAが先週実施した調査によれば、調査に応じた77%のヘッジファンドで従業員の半数が非居住者であり、その内11%のヘッジファンドでは従業員に占める非居住者の割合が75%だった。新税制が施行されれば60%以上のヘッジファンドが影響を受けることになる。AIMAのアンドリュー・ベイカー氏は書簡の中で、「今回の税制改革は、英国金融業界や英国経済全体にとっての深刻な脅威となる。残念ながら、新税制によって主要なヘッジファンドは資産の再評価を行い、今後1年半の間に条件の良い地域へ移住するだろう」と指摘した。現在、欧州のヘッジファンドの約80%が英国を本拠地としている。報道によれば米国プライベート・エクイティのTPGキャピタルは、税制改正が実施された場合に備え、ヨーロッパの事業拠点をロンドンからスイスへ移すことを考えている。

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