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米ヘッジファンドのフォーカス・キャピタル、取引銀行側から清算を迫られる

米ヘッジファンド運用会社のフォーカス・キャピタルが、取引銀行からポートフォリオの清算を要求されていると、4日付けのフィナンシャル・タイムズが報じている。同社によると、銀行に対する追加証拠金の支払いが滞ったことが原因だという。
フォーカス・キャピタルは、ニューヨークに拠点を置くヘッジファンド運用会社で、総運用額が10億ドル。2005年の設立以来、スイスの中型株への投資で安定的なリターンを出していた。現在では運用資産の80%近くを失い、破綻する可能性が高いと予想されている。

フォーカスがファンドの投資家宛てに送った書簡では、「自社ファンドが運用困難に陥っているとの噂が広まり、市場参加者が猛烈な空売りをしかけたことで、ポートフォリオの価値が急激に下落した」と述べている。

また書簡によれば、先週火曜に主要取引銀行2行からファンドの清算を要求されたという。同社ファンドは、スイス大手の家電メーカー、シュルテス・グループの株を30%、また食品会社のヒーシュタント株を32%保有していたが、すべて売却した。

ファーカスのヘッジファンドは、2005年4月にローンチしたが、ファンド調査会社のデータによると、2005年末には38.6%、2006年は112.2%、2007年10月までは45.7%と、高いリターンを確保していた。

このところ、中小のヘッジファンドが銀行に資産を差し押さえられたり、クレジット市場を専門とするヘッジファンドが破綻の危機に陥っているといった報道が続いている。先週は、英国のペロトン・パートナーズが運用するABSファンド(運用額20億ドル)が閉鎖したことが報じられた。

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