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米SEC、ヘッジファンドの経営者を詐欺容疑で起訴

米証券取引委員会(SEC)は、ユタ州ソルトレイクシティの投資顧問会社トンプソン・コンサルティングと経営者3名を、詐欺容疑で起訴した。
SECによると、同社は投資家に説明したよりもはるかに高い取引を無断で行った詐欺の疑いがあるとしている。同社が運用する2本のヘッジファンドは、8月に取引の失敗で資産のほとんど失っている。

SECがユタ州地方裁判所に提出した訴状によると、トンプソン・コンサルティングは投資家に対し、同社が運用するファンドの投資戦略はリスクが低いと説明して勧誘を行っていた。また規定の投資方針から逸脱し、ファンドおよび個人投資家に多大な損失を追わせたとしている。

同社は、サブプライム関連株の株式オプションで損失を出したが、ファンドの規定にはオプション取引を行うことは含まれていなかった。また、ある個人顧客の代理として、同様の取引を行い損失を出したが、その埋め合わせにファンドの資金を利用した不正流用の疑いもある。

トンプソン・コンサルティングは、2007年3月から8月の間、契約の月次3%リターン(年率36%以上)を維持しようとして、次第にリスクの高い取引を行うようになったという。3月にはサブプライム関連の企業株でオプション取引を行ったが、損失を出した。それを補うために、7月と8月にさらにオプション取引を行い、その際すべての運用資産を投入した。

8月中旬に株式市場が急落すると、ファンドの資産はほとんどが失われた。訴状によると、7月31日から8月17日にかけて、同社ヘッジファンドの資産評価額は5,400万ドルから20万ドルにまで減少したという。

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