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米サラセン、1月から損失拡大

米ヒューストンのヘッジファンド、サラセン・エナジー・パートナーズは先月、米国の天然ガスの価格予測に失敗し22%の損失を計上したことが2名の投資家の話で明らかになった。
投資家の話によると、ニール・ケリー氏が創業した同ファンドは1月、2月合わせて32%の損失を計上。ヘッジファンドに投資を行うオルテッジ・キャピタルUKの最高投資責任者クリス・Goekjian氏は「一般的に、1ヶ月に20%も損失を出すということは、リスクマネジメントが貧弱だからである。流動性が低下している市場においては、過大にポジションを膨らませるべきではない。」と語った。問題のファンドは、天然ガスの限月間スプレッド取引を行っており、2009年3月物のショート・ポジションと4月物のロング・ポジションを保有していたと投資家の1人は語った。在庫減少の影響を背景に、先月、天然ガス価格は16%上昇した。2月にエネルギー先物7種のUBSブルームバーグCMCIエネルギー指数が11%のプラスを記録したなか、サラセンは損失を出した。調査会社ヘッジファンド・リサーチによれば、HFRXグローバル・ヘッジファンド指数はプラス1.8%だった。投資家によると、2月の損失額は、サラセンにとって過去最大であった。同ファンドは、2007年に15パーセントのプラスリターン、2005-06年ではそれぞれ約18%のプラスリターンだった。昨年投資家が受け取った書簡によれば、サラセンは約16億ドルを運用。ケリー氏はマサチューセッツ工科大学(MIT)を1981年に卒業し、ロッテルダムのコモディティ投資会社ヴィト・ホールディングで副会長を務めた。4年前にサラセンを創業し、原油、二酸化炭素放出権、石炭の取引も行っている。

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