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金融危機の損失拡大、縮小再編を迫られるヘッジファンド

クレジット市場に投資するヘッジファンドがリストラを迫られている。このセクターでは、すでに3社がファンドの縮小・再編に着手したが、それに加えてもう2社が資産価値の半分を失い、今後リストラが進むと、10日付のフィナンシャルニュースが報じている。
昨年の段階で20億ドルの資産を運用していた米セールフィッシュ・キャピタルは、同社のグローバル債券ファンドの縮小を始めたことを明らかにしている。同ファンドは昨年6月以来、数ヶ月間にわたって損失を出し続け、30.2%のマイナスとなっている。

米ドレイク・マネジメント(運用資産80億ドル)が運用する同社の旗艦ファンドも、縮小再編を迫られている。投資家によると、同ファンドは、2月末までに5ヶ月連続で損失を出しており、資産価値がマイナス27.5%まで下落したという。

同ファンドの投資家の約1/3が資金(計30億ドル)の返還を要求しているが、同社としては、極端に流動性の低下した状況でポジションの清算は避けたいもよう。同ファンドは2002年のローンチ以来、年率13%以上のリターンを上げていた。なお、同社の債券アービトラージ戦略ファンド「Drake Absolute Return」は、同時期に17.8%の損失を出して解約停止となっている。

英ヘッジファンドのインターミディエイト・キャピタル・グループも、ローン担保証券(CLO)で運用しているファンド「Eurocredit Opportunities 1」の縮小・再編を計画していることが明らかになっている。

その他、クレジット市場に投資するヘッジファンドでは、アルセントラ・キャピタル、エルジン・キャピタル、ディアフィールド・キャピタル、ニューアムステルダム・キャピタルなどのヘッジファンド運用会社が、ファンドの再編を迫られているという。

ヘッジファンド投資に詳しいアナリストは、フィナンシャルニュースの取材に対して「高レバレッジのヘッジファンドは、リスクに晒されており、状況はさらに悪化する可能性がある。このところローン関連証券の価格が安いといった話題が出ているが、安いのではなく、そもそも価値自体が下落している」とコメントしている。

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