「ホームセキュリティに入ると泥棒が入りやすい」「ホームセキュリティに入ったばかりの家は泥棒に狙われる」という都市伝説のようなウワサがあるのをご存知だろうか? 今回話を聞いたプロファイラーの松田英貴さんによると、実際にそのような傾向はあると言う。しかし、「ホームセキュリティに入ったから泥棒に狙われたのではなく、他のところに原因はある」とのことだ。
生まれる安心の隙
一体、どういうことなのだろうか?
つまり、油断することで、それまではなかった“隙”が生まれる。この隙が、家の内外にそこはかとなく滲みでて、泥棒の目に留まるのだという。
家の鍵をかけ忘れるなどというのは論外だが、「全ての窓の鍵をかける」「植木の手入れをこまめに行う」「数日の留守にするときでも、その間は新聞を止める」といった、細やかな日常での注意は防犯上とても大事なのに、そういったことをおざなりにしてしまう傾向があるようだ。
そういったサインが出てしまうことで、プロの泥棒は確実に情報としてキャッチし、泥棒に入る……ということなのだ。
しかもプロの泥棒たるもの、確実な仕事をする自信がある。そのため「実は、泥棒って留守の間だけに入るものではないんですよ。家に人がいても入るんです」と、さらなる驚きの情報が。
1階で家の住人がテレビを見ているようであれば、2階の寝室などに忍び入る……なんてこともある。