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ベアーSから距離を置くヘッジファンド

幾つかの著名なヘッジファンドは、14日のベアー・スターンズ(ベアS)への救済処置以降、同社との関係断絶に向けて動いており、かつては市場をリードし多くの収益をあげていた同社のプライム・ブローカレッジ事業の損害は拡大している。
同社は長年、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーに加え、米国の三大プライム・ブローカレッジ・サービス企業の1つして数えられてきた。ヘッジファンド業界関係者の話によれば、昨年の夏以降に表面化した信用収縮懸念により、同社と提携していたヘッジファンドは、徐々に姿を消していった。さらに、ダビッドソン・ケンプナー・パートナーズやファー・ツリー・パートナーズなども、ベアーSとの関係を断ち切る動きを14日から見せている。ライバルの投資銀行の幹部は「ベアーSから多くの顧客を獲得している。ヘッジファンドは、ベアーSから莫大な資金を引き上げている」と明かした。信用収縮懸念が継続していることにより、プライム・ブローカーは、与信供与の判断基準を修正。一方、ヘッジファンドは、投資銀行の破綻を懸念し複数のプライ・ブローカーを利用しリスク分散を行っている。米S3パートナーズ創業者ロバート・スローン氏は「ベアーSを取り巻く状況は、金融の新時代の前触れとなる可能性がある。近年、実際には長い間だが、プライム・ブローカレッジはウォール街に欠かせないビジネスとなった。理由としては、資金調達がヘッジファンドの資本構造において必要不可欠であり、あらゆるマネジャーと投資家が取り組むべき課題であることを示している」と述べた。ある有力ヘッジファンドのマネージャーは、現在のプライム・ブローカレッジのシステムに疑問を呈し、現状とは根本的に異なるシステムを構築する必要があると述べた。そして、代替システム構築を主導するのは、莫大な資金を運用している機関投資家などの顧客であると付け加えた。

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