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融資引き締めで小規模ヘッジファンドが危機的状況―資産2億ドル以下で資金調達難

英タイムズ・オンラインによると、ロンドンのヘッジファンド業界で、運用資産額1,000万ドルから2億ドルの創業間もないヘッジファンドや小規模ヘッジファンドが、資金調達難に直面している。ファンドに資金を提供するプライム・ブローカーが、融資を取りやめたり、追加証拠金のさらなる積み増しを求めているのが原因としている。
報道ではさらに、運用資産額が20億ドル程度の比較的規模の大きなヘッジファンドであっても、クレジット市場に投資をする高レバレッジのファンドの場合、より脆弱性が増しているという。

取材に応じたあるヘッジファンド・マネージャーは、「シングル戦略のヘッジファンドは、基本的にどこでもレバレッジを使っており、また住宅ローン関連証券に投資している。その証券がAAA格だろうが、サブプライムだろうが関係なく危険性が高まっている」と述べている。

また「運用資産額が1,000万ドル程度の小規模ファンドが最も圧力を受けており、顧客が求める市場リターン以上の超過収益を生み出すだけの資金がない。資金を増やしたくても、銀行が貸し出しを拒んでいる」とコメントしている。

2月末から3月にかけて、いくつかの著名ファンドが破綻や清算に追い込まれ、銀行側は融資基準の引き上げや追加証拠金を積み増す傾向を強めている。特に英国では、20億ドルの債券ファンドを運用していたペロトンが、追加証拠金の支払いに応じられずにファンド清算に陥り、その後、AAA格の債券に投資していたカーライル・キャピタルの債務不履行が第二波となって市場を襲ったことが、大きな打撃となった。

一方、有力なプライムブローカーの1つだったベアー・スターンズが実質的な破綻となるなど、投資銀行側もかなりの規模の評価損を抱え、資本不足に陥っており、ファンドへの融資が困難になっている。

現在の危機的な動きを好意的に捉える見方もある。投資コンサルタント会社、ライアビリティ・ソリューションズの調査部ディレクターは取材に対し、「ファンドと銀行側の動きは、大変な悪循環に見えるかもしれないが、こうした機会から積極的に収益を得ようとするファンドが市場に参入してくることも期待できる」とコメントしている。

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