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レラティブバリュー戦略、3月のパフォーマンスは最悪

ヘッジファンド業界は、3月に入り主要な戦略で軒並みパフォーマンスが悪化、過去最悪の第1四半期となった、と31日付の英フィナンシャル・タイムズ紙が報じている。HFRX指数によると、3月の平均リターンはマイナス2.4%で、1998年のLTCMの破綻以来最悪の月となった。1月もパフォーマンスが低水準となり、2月に回復を見せたがマイナス幅を全て相殺することはできなかった。
3月におけるパフォーマンス悪化の原因は、レラティブバリュー戦略を用いる大手ヘッジファンドの運用成績低下があげられる。英エンデバーキャピタル(運用額30億ドル)が先月マイナス34%と急落、英ディバーシファイドファンドマネージメントの旗艦ファンドが年初来でマイナス約10%、元LTCMの創業者、ジョン・メリウェザーが運用する旗艦ファンドがマイナス約28%となっている。さらに、コモディティ価格上昇を見込み投資枠を拡大したことや、金融セクター株が予想に反する動きを見せたことから、レラティブバリュー戦略だけではなく全ての戦略において苦戦が強いられている。「希望の光が見えるといいたいところだけど、実際のところそんなものはない。」とあるプライムブローカーは語った。今年に入り、銀行がクレジットラインを引き下げことや、投資家が流動性の低下したファンドに対し解約を要求したことにより、ヘッジファンドの破綻が相次いでいる。最も注目を集めたのは、英ペロトンのABSファンド(運用資産額20億ドル)破綻である。同ファンドは、住宅ローン関連証券の価格が回復することを予想し投資をしていたが、価格下落が止まらずプライム・ブローカーからのマージンコールに応じることができなかった。その他にも、プライムブローカーのからの追加担保差入れに応じるため、価格が大幅に下落した保有資産の投売りに迫られているヘッジファンドも多く、資産売却を余儀なくされ多額の損失を計上したファンドも存在している。



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