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投げ売り状態のクレジット市場、ヘッジファンドは好機と捉えるも投資家は消極的

ヘッジファンドは、クレジット市場危機で投げ売り状態にある金融資産を安値で買い取る絶好の機会と見て、ディストレスト資産の買収の動きを強めている、とダウ・ジョーンズが1日付で報じている。しかし、資産買収に必要な資金調達をめぐっては、投資家が資金提供に二の足を踏んでいるため苦戦している状況だ。
投資家が慎重なのは、レバレッジド・ローン(融資先企業のキャッシュフローを担保とした貸し出し)やABS(資産担保証券)、デリバティブ商品に投資しているヘッジファンドへの投資で、すでに損失を抱えているため、さらに損失が拡大する懸念が強いためだ。

また、ヘッジファンドに資金を提供しているプライム・ブローカー(投資銀行など)も、ディストレスト資産の価値が今後さらに下がり続け、最終的には八方ふさがりとなる可能性があるため慎重になっている。プライム・ブローカー自身も資金調達難に直面しているので、投資非適格級の資産投資に必ずしも積極的になれない事情もある。

最近、ケアン・キャピタルやケンブリッジ・プレイス・インベストメント、マラソン・アセット・マネジメントなどが、レバレッジド・ローンやMBS(不動産担保証券)などの市場価値が急落したのを利用するオポチュニティ・ファンドを立ち上げている。

これには、シティグループやゴールドマン・サックス、ブラック・ストーンといった世界的な大手金融機関も関心を寄せている。しかし、多くの投資家は、現在のクレジット市場の混乱が落ち着く兆しが見えるまでは、新たな投資を控えているため、資金調達はかなり困難な情勢となっている。



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