トップ >  米投資連合、デルファイへの支援撤回、M&Aめぐる告訴相次ぐ

米投資連合、デルファイへの支援撤回、M&Aめぐる告訴相次ぐ

会社更生手続き中の米自動車部品大手デルファイへの金融支援を約束していたヘッジファンドや投資銀行からなる投資連合が、同社に対する26億ドル(約2600億円)の金融支援計画を撤回していたことが4日までに分かった。これはロイター通信が同日付で伝えたもの。
投資家連合は、ヘッジファンドのアパルーサ・マネジメントやハービンガー・キャピタル・パートナーズ、パーダス・キャピタル・マネジメントと、投資銀行のメリルリンチやUBS、ゴールドマン・サックスの6社。支援撤退の表向きの理由は、投資連合が4日にデルファイとSEC(米証券取引委員会)に提出した報告書によると、デルファイが元親会社であるGM(ゼネラル・モーターズ)に支援要請したのは支援条件に違反しているというものだ。しかし、昨年以降のクレジット市場のタイト化や景気後退で、ヘッジファンドや投資銀行は、M&A(企業の買収・合併)ビジネスで苦境に立たされているという裏事情もある。ゴールドマンはすでにM&A事業からの撤退を決めたほか、パーダスも投資家からの解約要求を停止する旨を3月26日に通知している。ゴールドマンのM&A子会社、GSキャピタル・パートナーズも昨年4月に、米化学メーカーのマイヤーズ・インダストリーズの買収で合意したが、最近、マイヤーズはGSキャピタルから買収撤回の通知を受け取っている。投資会社のベイン・キャピタル・パートナーズとトーマス・リー・パートナーズは、シティグループとモルガン・スタンレー、クレディスイス、など6行が総額260億ドル(約2兆7000億円)のクリア・チャンネル・コミュニケーションズの買収資金の提供条件を容認できないほどに変更したとして告訴している。このほか、アライアンス・データ・システムズやユニテッド・レンタルズ、サリー・メイも、M&Aが不当に撤回されたとして、それぞれ、ブラックストーン・グループ、サーベラス・キャピタル・マネジメント、JCフラワーズを告訴している。



米投資連合、デルファイへの支援撤回、M&Aめぐる告訴相次ぐに関連する記事

2008年04月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

ヘッジファンドに投資するならヘッジファンドダイレクト株式会社

HF報酬ランキング テッパー氏が2年連続3度目

デビッド・テッパー

ヘッジファンドマネージャーの2013年の報酬ランキングが発表され、1位はアパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏となった。報酬額・・・

ノーベル財団の資産運用は株からヘッジファンドへ

大村智

ノーベル賞賞金の出所であるノーベル財団の資産運用が2013年に引き続き2014年も15.8%と好調である。ヘッジファンド比率を大幅に増…

HSBC脱税ほう助は、ただの香港経由スイス移し?

英の富裕層向け金融大手HSBC

英金融大手HSBCが富裕層顧客の巨額の脱税をほう助していた情報がICIJの調査によって明らかにされた。スイス部門が200か国以上…

高岡壮一郎(ヘッジファンドダイレクト代表)著「富裕層のNo.1投資戦略」|総合法令出版

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする