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転換社債アービトラージ、3月のパフォーマンスまちまち

ダウ・ジョーンズのニュースレター「ヘッジファンド・トレーズ」によると、3月の転換社債アービトラージ戦略(割安な転換社債を買う一方で、同一発行体の株式を売却して利益を確保する戦略)のヘッジファンドの運用成績はまちまちで、勝ち組と負け組みに分かれた。
成績不振の理由は、株式市場よりもクレジット市場の価格変動が激しいことが原因。株価下落と転換社債の価格の急落で、評価損を抱えた転換社債アービトラージ・ヘッジファンドは、ポジションの圧縮を余儀なくされた。また、保有資産価値の下落に伴う追加保証金(追い証)の発生や投資家からの解約請求の増加、さらには、レバレッジを低下させるため、ヘッジファンドは流動性が高い転換社債を真っ先に売却する傾向があるため、事態を悪化させている。リーマン・ブラザーズによると、3月の転換社債の価格は前月比2.78%低下、前年比5.6%低下となった。クレディスイス/トレモント・ヘッジ・インデックス・グループは「転換社債にはかなりの売り持ちがあり、それが相場を押し下げる要因になっている」と指摘している。転換社債アービトラージ・ヘッジファンドの運用成績を評価する指数は、まちまちだ。第1四半期(1-3月)のクレディスイス/トレモント・インデックスは、11.8%マイナス。ヘネシー・グループとダウ・ジョーンズ・ヘッジファンドの指数は、それぞれ、0.08%プラスと4.73%マイナスだった。これは、各指数がどの転換社債アービトラージ・ヘッジファンドを採用しているかの違いによるものだが、勝ち組と負け組みに分かれていることを示している。一部のヘッジファンドは投資適格級の期近物の転換社債に特化することで打撃を回避している。アージェント・ファイナンシャル・グループの資産総額は、1年前の16億ドル(約1600億円)から現在は5億7650万ドル(約600億円)に急減している。ここ数カ月、同社の転換社債アービトラージ・ヘッジファンドは、運用成績の低迷と投資家からの解約請求で苦戦しており、3月の運用額は前月比7400万ドル(約75億円)減の4億ドル(約410億円)となっている。しかし、同グループの転換社債アービトラージ・ヘッジファンドの中でも、従来とは違った戦略を取るベリタス・HY・ショートオンリー・バミューダは、3月のリターンは0.78%マイナスだったものの、1-3月は4.24%プラスとなっている。また、アージェントよりも好成績だったのは、アドベント・キャピタル・マネジメントの転換社債アービトラージ戦略ヘッジファンドで、1−3月期で約0.5%プラスのリターンを記録した。

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