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カナダ大手ヘッジファンド、IPOで資金調達

米経済通信会社ダウ・ジョーンズによれば、カナダの大手ヘッジファンド運用会社、スプロット・アセット・マネージメントが新規株式公開(IPO)をして2億3千万カナダドル規模の資金調達を予定していることを市場関係者が認めた。
関係筋の予想では、主幹事にはコーマックセキュリティとトロント・ドミニオン銀行の子会社、TDセキュリティの2社。また、独立系のGMPキャピタルトラストとカナコード・キャピタル社と共に複数の証券会社がシンジケート団に参加することが予想されている。2000年にエリック・スプロット会長が設立したスプロット・アセット(運用資産額60億カナダドル超)は、カナダで有数のヘッジファンド運用会社である。カナダのグローブ紙によれば、2月29日現在、スプロット・ヘッジL.P.ファンド(運用額6億6千万カナダドル)は、過去5年でプラス18.16%のリターンを上げ、グループ平均である11.41%、またS&P/TSX トータルリターン・インデックスのプラス18.11%を上回るパフォーマンスをあげている。「スプロット会長は地元の名士で評判もいい。」とライバル社の運用マネージャーは言う。今回の株式公開の規模は比較的小さく、会社の評判もいいので、市場が不安定な現状においても、スプロット・アセットの上場は問題ないだろう、と同マネージャーはつけ加えた。「スプロット・アセットは、IPOを資金調達としてだけでなく、同社の運用手法を見直すいい機会だと見ているようだ。」一般的に、運用手法の秘匿性を保持したいヘッジファンドは、ディスクロージャー(情報公開)が義務づけられている上場を避ける傾向にある。ヘッジファンドにとって上場するメリットは、従業員に報酬として公開した自社株を付与できる点、公開することで市場において投資家としての存在が確立される点、企業成長や新金融商品の開発に必要な資本を効率的に調達できる点、また将来の戦略的な買収時に公開した自社株を使うことができる点が挙げらている。

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