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ヘッジファンドのパフォーマンス悪化するも投資家離れは限定的

ロイター通信は10日付けの記事で、最近のヘッジファンドの運用成績の悪化にもかかわらず、年金や財団、基金などの大口投資家のヘッジファンド志向に変わりはなく、ヘッジファンド市場からの投資家離れは限定的、と報じている。
その半面、投資家がヘッジファンドの運用成績を注視していることには変わりはなく、ポートフォリオにダメージを受ける前に、1万本以上と見られるヘッジファンドをふるいにかけ、敗者を切り捨て、投資先候補から排除する動きを強めているという。

米PE投資会社ステップストーン・グループのスティーブ・モーズリー氏は、「大口投資家は損失に敏感になっているが、オルタナティブ投資に対するエクスポージャー(金融資産のうち、市場リスクにさらされている資産規模)は減らしていない」と指摘する。

また、ヘッジファンドマネージャーのD・B・ズワーンも、今年、多くの投資家から資金償還請求を受け、1本のヘッジファンドを解散したが、その投資資金は、通常、他のヘッジファンドか不動産などに流れるだけで、オルタナティブ投資全体としては変わらないという。

バークレイズヘッジによると、今年第1四半期(1-3月)のヘッジファンドの運用成績は、4.4%のマイナスとなり、四半期ベースの成績としては過去最悪の水準となっている。

しかし、株式相場の下落はそれ以上に悪化していることから、投資家は、雇用悪化や住宅市場の危機的状況、リセッション(景気失速)懸念で損失が拡大しているポートフォーリオをヘッジファンドが穴埋めしてくれると期待を寄せている。

このため、専門家は、投資資金は制約付きながら、ヘッジファンドに依然として流れ続けると指摘する。

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