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クレジット市場危機で痛手を受ける大手ヘッジファンド

ウォールストリート・ジャーナルは14日付の紙面で、最近のクレジット市場危機を受けて、大手ヘッジファンドの運用成績が悪化している、と報じている。
アパルーサ・マネジメントは、2つのファンド(運用資産規模は計60億ドル以上)の第1四半期(1-3月)のリターンがマイナス17%となった。ディストレスト資産投資(経営破たん、あるいは、破たん寸前となっている企業の社債などを安値で買い取る手法)が裏目に出た結果だ。

同社のアパルーサ・インベストメントと パロミノの2つのファンドは、1月と2月にリターンの大半を吐き出している。同社のファンドは2008年に入ってからこれまで平均で年間28-30%のリターンを上げていた。今月、同社は、会社更生手続き中の米大手自動車部品メーカーのデルファイへの出口融資で主導的な役割を果たしていたが、デルファイの借り入れ能力に問題があるとして、資金支援から手を引いている。

ハービンガー・キャピタル・パートナーズは、第1四半期で、同名のファンドが8%、また、スペシャル・シチュエーションズ・ファンドが4.5%のリターンを上げた。しかし、同社の代表フィリップ・ファルコン氏は、「第2四半期(4-6月)に入っても、最近の市場の激しい値動きがすぐには収まりそうにもない」と悲観的だ。

LTCMの共同創業者の一人で有名なジョン・メリウェザー氏が率いるJWMパートナーズは、第1四半期のレラティブバリュー・オポーチュニティ・ファンドのリターンがマイナス31%となった。同ファンドは、3月だけで20%以上もマイナスとなったが、これは、特に債券ポートフォリオが日本の国債投資で打撃を受けたためだ。

ヘッジファンド・リサーチによると、世界のヘッジファンドは、第1四半期に、平均でリターンがマイナス2.77%となった。特に、レラティブバリュー型(相対的な割安・割高を収益機会と捉える手法)と債券投資型のヘッジファンドは平均でマイナス2.64%のリターンとなっている(4月7日現在)。



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