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英ブレバン・ハワード、課税強化により本社移転を検討

ロンドンに拠点を置く欧州最大規模のヘッジファンド、ブレバン・ハワード・アセット・マネジメント(運用資産額220億ドル)は、本社機能をスイスに移転することを検討していることを明らかにした。世界屈指の金融センターであるロンドンで今月導入された税制改革への対応策である、と19日付の英紙テレグラフは報じている。
ロンドンに従業員250名を抱えるブレバン・ハワードは、非居住者も課税対象とする今回の税制改革に対して出資者からも懸念の声がでているため、本社機能の移転を検討している、と英金融当局の金融サービス機構(FSA)に伝えた。移転先はスイスと見込まれており、すでに本社機能をもつ事業所の開設に関して、いくつかの州に打診しているという。ある情報筋によると「ブレバン・ハワードはFSAに、本社機能を他国に移動することは造作もないことだ、と非公式の場で発言したようだ」と述べている。同社の当局に対するけん制は、ロンドンが多国籍企業を呼び込む拠点として長年苦労して確立してきた優位性を失いつつあることを如実にあらわしている。英国の誇る金融業界が、最近の英当局の対応を許容できなくなりつつあることを顕在化させたともいえる。あるヘッジファンドマネージャーは「多くのヘッジファンドがロンドンにおける事業環境を見直している。実際、世界にいくつもの事業所があるヘッジファンドなら、すぐにでも国外に移転することができるだろう」と語っている。ブレバン・ハワードは、グローバルマクロ戦略を専門とするヘッジファンドで、為替や金利に投資している。昨年、同社の旗艦ファンドは27%のリターンを記録、同社は一年で運用資産額を125億ドルから200億ドルに増加させ、今年に入ってからも高いパフォーマンスを記録している。

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