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ヘッジファンドの弱気見通しで銅価格が伸び悩み

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物価格は、先週のチリ銅委員会(CESCO)の年次総会の結果を受けて、一時、市場で強気の見方が強まったものの、多くのヘッジファンドが、依然弱気の見方を維持しているため、上値を追う展開になっていない、とダウ・ジョーンズは18日付で報じている。
別な見方をすれば、今後、銅が急騰するような出来事が起きた場合、積極的な買い戻しが起きるほどショート・ポジションが積み上がっていることを意味するが、トレーダーは、現状では、思うほど銅価格が上昇するのは難しい状況だと指摘する。米国経済の先行き不透明感が強いことや、中国の銅需要が低下していること、さらに、LME指定倉庫の銅在庫数量はそれほどひっ迫していないことが市場の地合いを悪くしている。市場参加者は、ショート戦略のヘッジファンドとロング戦略のヘッジファンドの間の綱引きも、銅価格の軟化の要因になっていると指摘する。市場では、供給のひっ迫感は当初考えていた以上に深刻ではないという見方がある。これは、多くのヘッジファンドや実需筋が銅を買い入れ、LME指定倉庫以外の民間倉庫に在庫として眠らせているため、LMEのオンワラントの在庫数量に出てこないためだ。このため、市場ではひっ迫感があると見て、価格の上昇余地はあるように思われていると、トレーダーは指摘する。銅産出国のチリでは、労働力や水、エネルギーなどのコストの問題で銅生産が停滞し、輸出遅延の発生などの問題に直面しており、銅在庫はかなり低水準になっているという見方が大勢になっていることは、強気筋には有利な材料となっている。また、弱気筋のヘッジファンドがいつまで銅相場に下落圧力をかけ続けるかという問題があるが、もし、ヘッジファンドのショートとロングの両戦略のせめぎ合いで、弱気基調になっているとすれば、こうした状況は長く続かないとトレーダーは見ている。しかし、持ち高は2005年後半以来の高水準の買い越しになっているため、いったん売られれば、下落圧力がかなり強まる可能性がある。

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