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銀行の融資引き締め強化、ヘッジファンドの資金調達に懸念浮上

投資銀行がヘッジファンドへの融資を減らし、その他の融資先に向かっていると、28日付のウォールストリート・ジャーナルが伝えている。
銀行側はここ数ヶ月の間、債券市場での損失でバランスシートが悪化しており、リスクの高い貸し出しに慎重姿勢を見せているためだ。
大手の投資銀行はヘッジファンドのプライム・ブローカーとして、レバレッジの信用享受や株式のショート・ポジションを作るための株式借り入れなどを行っている。大量の資金を必要とするレバレッジは、ヘッジファンドのパフォーマンスにも影響することから、銀行側の融資引き締めが強まれば、リターンの低下に陥るヘッジファンドも出てくる可能性がある。

米コンサルティング会社ワトソン・ワイアットでヘッジファンド投資のコンサルティングを担当するデイビット・ゴールド氏は、同紙の取材に対して「特にクオンツファンドに対しては、いくつかのファンドで今年は不安定なパフォーマンスに終わったことから、銀行側は返済能力を低く見ている。融資引き締めの動きは、中小のヘッジファンドにより大きな影響を与えるだろう」と述べている。

また、銀行側はヘッジファンドへの融資条件を厳しくしており、ここ数ヶ月の間でヘッジファンドが銀行に支払う金利は急上昇しているという。例えば、モルガン・スタンレーは、ジャンク債への投資に対する数週間の資金提供に対して、LIBORプラス1%近くを要求している。今年の夏の信用危機が表面化する以前は、わずかプラス0.10%程度だった。

またジャンク債に限らず、モルガン・スタンレーでは投資適格債であっても0.40%近くを要求しているという。こうした動きはモルガン・スタンレーに限らず、メリル・リンチなどでも同様の動きが見られると業界関係者は話している。

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