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PEファンド、ナショナル・シティバンクに80億ドル投資

プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)のコルセア・キャピタルを筆頭に、ミューチャル・ファンドやヘッジファンドが一団となり、全米で10番目の規模を誇るナショナル・シティ銀行(米オハイオ州クリーブランド)へ70―80億ドルの投資を準備していることが20日に明らかになった。これにより、米国銀行業界における資本再構成の動きは重要な局面を迎えた。英紙フィナンシャル・タイムズなどが報じている。
多くの地方銀行と同じく、ナショナル・シティーは住宅ローンの損失から大きな打撃を受け、昨年の第4四半期には3.33億ドル、今年の第1四半期は1.71億ドルの最終赤字を計上した。今回の増資計画が表面化する以前、同行は身売りを検討していることが報じられていた。今回の事実は21日に公表する予定だった。今回のように地方銀行が資本支援を受ける前、シティグループ、メリル・リンチなどの大手金融機関がアジアや中東の政府系ファンドから資本支援を受けていた。コルセアらによる今回の増資案は、サブプライム・ローン市場崩壊で窮地に陥った金融機関への救済に、第2の波が訪れたことの象徴である。しかし、こうした資本再構成の流れに際して他の大手PEファンドは、第1の波を回避したのに引き続き、第2の波も見送ることが予想される。PEファンド経営陣の多くは、苦境に立たされた銀行に投資するのは早計だとの強い認識を抱いているため。また、事情を知る人物によれば、コルセア側は、通常ならばPEファンドが要求するはずの防御措置や支配権を殆ど取得しないとのこと。

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