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米大統領候補選でオバマ氏を支持するヘッジファンド

ニューヨーク・タイムズは22日付の紙面で、多くのヘッジファンドは、今年11月に実施される大統領選に民主党から出馬しているバラック・オバマ上院議員(イリノイ州選出)への支持を強めている、と報じている。
オバマ候補はといえば、ヘッジファンドが開設しているオフショア口座を規制する「ストップ・タックスヘイブン・アビューズ・アクト(タックスヘイブン乱用阻止防止法)」を支持しており、決して、ウォール街には受けが良くないはずなのだが、ヘッジファンドの同候補への寄付金は後を絶たない。先週、ヘッジファンド業界誌「アルファ」に、ヘッジファンド・マネージャー10傑にランキングされたファンドマネージャーの多くが、オバマ氏に寄付しているという調査結果が掲載された。寄付は限度額上限の2300ドル(約24万円)だった。オバマ氏に寄付したのは、ブルーリッジ・キャピタルの創業者ジョン・グリフィン氏、シタデル・インベストメント・グループのケネス・グリフィン氏、ローン・パイン・キャピタルのスティーブ・マンデル氏、さらには、著名な投資家ジョージ・ソロス氏といった豪華な顔ぶれが並んだ。ソロス氏はもともと熱烈な民主党支持者で、2004年のブッシュ大統領の再選でも不支持を表明しており、オバマ候補を支持しても不思議ではないが、富裕層の投資家が数千万ドルの資金を拠出している非営利団体Moveon.orgも2月にオバマ支持を表明している。なぜ、多くのヘッジファンドがオバマ支持なのか。端的に言えば、アクセスである。マケイン候補やクヒラリー候補と違い、オバマ候補は比較的政治の世界では新参の部類に入るので、新しい人材や資金を取り入れやすい立場にある点が評価されている。あるヘッジファンドのマネージャーによると、ヒラリー陣営に入るためには、10年前のクリントン政権時代に協力をしていなければならなかった。また、ヒラリー候補の近くは、銀行やプライベート・エクイティ投資会社の古くからの友人で埋め尽くされている。ヒラリー候補支持のヘッジファンドの1つにアベニュー・キャピタルがある。同社の共同創業者マーク・ラズリー氏は同候補と盟友関係にあり、同候補の娘のチェルシーさんも同社に就職している。ヘッジファンドは、新しいアイディアを持ったアウトサイダーというイメージを好む傾向があるので、因習を打破するというイメージを持っているオバマ候補は受け入れやすいこともある。同候補は、ブルーカラー層の取り組みに苦戦しているが、ヘッジファンド票に関しては、しっかり押さえているといえる。



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