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バーレーン政府系ファンド、ディストレスト資産に注目

資産規模100億ドルを誇る中東の政府系ファンド(SWF)、バーレーン・マムタラカト・ホールディングは今後の投資対象としてディストレスト資産に注目していることを、同ファンドのTalal Al Zain最高経営責任者(CEO)がダウ・ジョーンズとのインタビューで明らかにした。
マムタラカトは現状、100億ドルに上る資産の98%を国内や近隣諸国で運用しているが、「今後、欧米など海外向けの投資配分を50%まで増やすつもりだ」とAl Zain氏は語った。同氏は今後、同ファンドの資産を年率15%のペースで増やしていくことを目標に掲げている。

Al Zain氏が特に注目しているのは、欧米におけるディストレスト資産への投資である。米国のサブプライムローン問題を端に発した信用収縮によって、世界経済への懸念が高まり、欧米の金融機関が保有する資産の価値は軒並み下がっている。「市場の状況を鑑みると、欧米の金融機関は私たち政府系ファンドから支援を受けざるを得ないだろう」とAl Zain氏は述べている。

すでに、アブダビ投資庁など中東系のSWFは昨年から今年にかけて、シティやメリル、クレディ・スイスなど、巨額の評価損に苦しむ欧米の大手金融機関に対して、資本注入を行なっている。

米調査会社グローバル・インサイトによると、マムタラカトやアブダビ投資庁、カタール投資庁といったSWFの資産規模は累計で3.5兆ドルに達していて、今後数年内に米経済に大きな影響を及ぼすようになるとみられている。しかし、SWFは投資内容や総資産額、年間収益など情報をほとんど公開しないため、欧米の政治家からその透明性を懸念する声も上がっている。

Al Zain氏は、チェース・マンハッタン銀行スイス法人のプライベートバンクの副頭取だった経歴をもち、今年1月1日付けでマムタラカトのCEOに就任している。

Dow Jones
INTERVIEW: Bahrain's $10B SWF Eyes Distressed Assets

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