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市場不安定はヘッジファンドが原因

米国最大の証券トレーダー擁護協会であるセキュリティ・トレーダーズ・アソシエーション(STA)は4月30日、米国株式市場を分析し、市場改善を勧告する特別報告を発表した。報告では、今日の市場でボラティリティが高まっている主な原因は、ヘッジファンドにあるとしている。STAは、今回の報告を叩き台にし、市場関係者と政治家との間でヘッジファンドに関する問題が協議されることを狙いとしている。
現在の米国株式市場はボラティリティがこれまでで最も高い、とSTAは主張する。ヘッジファンドがボラティリティを上昇させている理由として、短期間でのリターンを狙い取引を行っていることが指摘されている。また、規模を拡大しつつある130/30戦略や、債権関連資産の価格調整もボラティリティ上昇の一因として挙げられている。しかし、長期的投資の観点からは、ボラティリティの高まりを無視できるという理由もあり、STAが高いボラティリティに対して否定的な立場をとっていない。コンピューターを用いて多くの取引を行うことで知られるクオンツ取引は、一部の銘柄において日次取引高の半分を占めており、株式市場全体でも22%に相当するという。クオンツ運用では、流動性の低い銘柄で複数の投資家が同じ分析に基づいて取引をした場合、短期的に大きな価格変動が起きる可能性があると論じている。さらに、以前は手をつけていなかった先物やオプションなどの取引を機関投資家が行っていることが、今の市場変動性と取引量増加に寄与しているとSTAは指摘している。他方で米証券取引委員会(SEC)に対しては、「ベストプライスルール」として知られる規制の撤廃と、市場操作に対する監視を強化するよう勧告している。

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