トップ >  カナダ大手ヘッジファンドのスプロット、IPO初値が公開価格を下回る

カナダ大手ヘッジファンドのスプロット、IPO初値が公開価格を下回る

カナダの大手投資会社スプロットは15日、トロント証券取引所に上場したが、IPO初値は公開価格の10カナダドルを下回ったと、15日付でダウ・ジョーンズが報じている。
ヘッジファンド運用会社を傘下に持つカナダの大手投資会社スプロットが、トロント証券取引所に上場したが、前評判が高かったにもかかわらず、公開価格である一株10カナダドルを下回った。日中の最安値は、9.31カナダドルを記録している。

運用資産額68億カナダドルを誇るスプロットは、今回のIPOで仮条件価格のレンジである9.50-10.50カナダドルの平均値より、一株当たり10カナダドルを公開価格とし、2億カナダドルを調達。事前には、繰延需要により株価は急騰するだろうとの予測があった。

株価の動きが思わしくない要因としては、上場している競合株と比べて、プレミアムが著しく高い点が指摘されており、今回は見送ったという投資家もいる。また、今回のIPOはトロント証券取引所で年初来最大規模のIPOなので過熱しているが、過熱が収まれば株価は下落するだろうと予測して取引を見送った投資家もいると見られる。

商品市場のトレーディングを得意とするスプロットが、商品市場のピークに達しているところで上場したことをいぶかしがる投資家もいる。スプロットのパフォーマンスが好調なのは、主として同社が上昇相場の商品市場において適格な先物取引をしているからだ。

目ざとい取引をするという同社の評判を考慮すると、今回のIPOは、同社の創業者であるエリック・スプロット会長が、現在の商品価格の高騰は長くは続かないとふんでいる証拠と読んだ投資家もいると推測される。

上場後、すぐに売却して利益を確保することを見込んで購入した投資家もいる。こうした短期売買が目的の投資家は、たとえ思惑通りに行かなくても、同社の見通しに対して楽観視していないため、すぐに売却している公算が大きい。こうした見解を裏付けるように、今回のIPOで発行された2,000万株のうち、およそ770万株が取引開始後1時間以内で売却されたという。

Dow Jones
Despite Hype, Sprott Makes Weak Trading Debut



カナダ大手ヘッジファンドのスプロット、IPO初値が公開価格を下回るに関連する記事

2008年05月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

ヘッジファンドに投資するならヘッジファンドダイレクト株式会社

HF報酬ランキング テッパー氏が2年連続3度目

デビッド・テッパー

ヘッジファンドマネージャーの2013年の報酬ランキングが発表され、1位はアパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏となった。報酬額・・・

ノーベル財団の資産運用は株からヘッジファンドへ

大村智

ノーベル賞賞金の出所であるノーベル財団の資産運用が2013年に引き続き2014年も15.8%と好調である。ヘッジファンド比率を大幅に増…

HSBC脱税ほう助は、ただの香港経由スイス移し?

英の富裕層向け金融大手HSBC

英金融大手HSBCが富裕層顧客の巨額の脱税をほう助していた情報がICIJの調査によって明らかにされた。スイス部門が200か国以上…

高岡壮一郎(ヘッジファンドダイレクト代表)著「富裕層のNo.1投資戦略」|総合法令出版

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする