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新興ヘッジファンド、大手のパフォーマンスを上回る

19日に発表されたヘッジファンド業界に関する調査で、過去12年間において、新興ヘッジファンドの平均パフォーマンスは、大手ヘッジファンドを上回っていることが明らかになった。
今回の調査は、米大手金融ソフトウェア開発会社、パートラック・フィナンシャル・ソリューションズ傘下の調査会社が実施した。調査には同社の主力商品である「Pertrac Analytical Platform」が使用され、2通りの分析が行なわれた。ヘッジファンドの運用資産規模別の分析と設立年数別の分析である。資産規模別の分析では、2007年の平均リターンは1億ドル以下の小型ヘッジファンドが11.74%、1-5億ドルの中型が10.27%、5億ドル以上の大型が10.22%であった。また、1996年から2007年の期間における年率平均リターンとボラティリティは、小型がそれぞれ16.01%と6.17%である一方、大型のリターンは11.50%と最も低く、またボラティリティは中型が5.17%と最も低かった。設立年数別の分析でも概ね同様の結果がでた。2007年の平均リターンは、2年未満のファンドが15.02%、2-4年が9.45%、4年以上が9.53%であった。過去12年間の年率平均リターンでは、2年未満が18.33%、2-4年が14.55%、4年以上が12.84%だった。しかし、ボラティリティに関しては意外にも、2年未満と4年以上が同じ5.95%で、2-4年は最も悪い6.23%だった。新興ファンドのパフォーマンスが設立4年以上のファンドのリターンを上回った理由として、リスク許容度の大小が考えられる。通常、新興ヘッジファンドは、最適運用資産額への到達や手数料収入の増加を目指し多くの資金を必要としている。このため、設立当初はファンドの魅力を高めようとリターンを最優先するが、時間の経過と共に、ファンドの安定した運用やより高いリターンを獲得するため、機関投資家からの多額の資金が必要となり、ローリス・ローリターンの戦略に注力することを余儀なくされる。



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