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ヘッジファンド業界、第1四半期の運用資産額は1.4%減少

今年第1四半期におけるヘッジファンド業界の運用資産額(AUM)は前年同期比で1.4%減少し、累計でおよそ2.85兆ドルであったことが、調査会社ヘッジファンド・ネット(HFN)の発表で明らかになった。
HFNの調査によると、ヘッジファンド業界全体への新規流入は530億ドルあったものの、運用成績での損失が931.8億ドルと流入額を大きく上回り、今年第1四半期の総運用資産額は前年同期比で1.4%減少となり、約2.85兆ドルであったという。◆ファンズ・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)
今年第1四半期、パフォーマンスが振るわず571.9億ドルの損失を計上したが、新規流入が718.5億ドルと過去4年間で2番目に高い水準となったことから、運用資産額は1.1%増の1.4兆ドルに達した。大手機関投資家が継続してFoHF経由での投資配分を高めている兆候といえる。◆債券、株式ファンド
債券ファンドと株式ファンドは対照的な結果となった。債券はパフォーマンスがマイナスだったものの、新規流入が多くて資産額は3.6%増の5547.9億ドルであった。一方、株式は、既存ファンドでの解約が相次ぎ、5.4%減の1兆ドルとなった。◆新興国
昨年最もパフォーマンスがよかった新興国向けヘッジファンドでは、新規流入が94.5億ドルあったものの、運用による損失が278億ドルと大きく、資産額が5.5%減少する結果となった。南米向けファンドは新規ファンドのローンチや新規流入が多く、資産額は29.8%増で212.8億ドルに達した。東欧向けは運用成績で115億ドルの損失を計上し、10.4%減の927.3億ドル。MENA(中東及び北アフリカ)向けは、新規流入が5.29億ドルあり、8.4%増の42.6億ドルとなった。◆ディストレスト、CTA
ディストレスト戦略ファンドは、パフォーマンスが好調であったことから新規流入も含め60.4億ドルの新規流入があり、資産額が3.3%増の2,523億ドルとなった。またCTA/マネージド・フューチャーズは15.3%増で1,960億ドルといずれも好調だった。◆エネルギーセクター
エネルギー関連ファンドは、運用成績で129.1億ドルの損失を計上し、資産額は12.8%減の1,222億ドルとなった。昨年11月と今年1月の大幅な相場の下落により、解約と清算が相次いだことが影響したとみられている。

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