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次の金融危機は建設ローン市場―米著名ヘッジファンドマネージャー、インタビュー

米投資週刊誌バロンズは26日付の記事で、サブプライム・ローン問題を3年前に予想していた米ヘッジファンドマネージャーが、次の金融危機は建設ローン市場と予想していると、報じている。
JAPアセット・マネジメントの創業者、サイ・ヤコブズ氏(47)は、金融株のエキスパートとして知られ、現在、「JAM Partners」と「JAM Special Opportunities Fund」の2つのファンドを運用しているが、同氏は最近の顧客向けリポートの中で、建設会社や不動産デベロッパー向け融資が今後、大きな問題に発展する可能性があると警告している。同氏は、「売れない住宅を抱えた建築会社や不動産デベロッパーがかなり存在している」とした上で、「サブプライム問題は金融界にとっては小さなものだが、建設ローンは事業の中核をなしている。もし、住宅市場の悪化が長引けば、建設ローンのデフォルトによる損失は大問題になる」という。また、同氏は、個別の金融株の投資判断について、売り推奨として、米大手行のウェルズ・ファーゴとBB&Tを挙げた。ウェルズ・ファーゴの最大の懸念材料はホームエクイティローン(HELOC:住宅の正味価値(住宅価格とローン残高との差額)を限度とする住宅ローンの借り増し)の問題だ指摘する。同行のHELOCは、ポートフォーリオ全体の16%を占めるが、その3分の1は、住宅価格や雇用の低下が著しいカリフォルニア州に集中、すでに、同州では債務不履行や貸し倒れ損失が急増している。また、3月末の貸倒引当金も、1-3月期の年率換算の損失処理額を下回っていることから、今年と来年の同社のマルチプルベースの企業価値は下落するとしている。他方、買い推奨は、「エージェンシー」と呼ばれる政府機関ジニーメイや政府支援機関のフレディマック、ファニーメイの保証付きモーゲージ債を保有するREIT(不動産投資信託)運用会社ハトラス・ファイナンシャル、最近、資金調達に成功した金融保証(モノライン)大手MGICインベストメントを挙げている。Dow Jones
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