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カカオ豆価格急騰の犯人、ヘッジファンドか

ここ数年、カカオ豆の価格が急騰しているが、チョコレート業界はヘッジファンドなど投機マネーの流入が原因だと批判している。
米国のニールセン調査によると、チョコレートやココアなどの原料であるカカオ豆の価格は2007年年初には1,700ドルだったが、現在2,600ドルにまで急騰。それに伴い、チョコレートの価格も高騰している。しかし、チョコレートメーカーは、カカオ豆の価格が急騰しているのは需要が伸びているためではなく、ヘッジファンドを中心とした投機筋の資金が流入しているためだと主張している。確かに、カカオ豆の商品先物市場において、3年前はチョコレート業界が94.27万トン契約していたのに対し、投機筋は26.1万トンに過ぎなかったが、今月には業界が70.64万トンなのに対して投機筋は65.48万トンと急増している。最近の金融不安により、ヘッジファンドなど機関投資家の資金が農作物などコモディティ市場に流れ込んできているが、カカオ豆の市場も例外でなく、大きな影響を受けていることは考えられる。カカオ豆の市場規模は、年間収穫高が100億ドル相当と、原油生産高の一日分にしか過ぎない大きさなので、投機マネーが少し流入するだけで大きな影響が及ぼされる。しかし、カカオ豆の市場に投資するヘッジファンドなどは、価格に影響を及ぼしていることを認めつつも、影響は短期的なもので極めて限定的だと主張。価格高騰によって生産量が増え、価格は元に戻ると指摘している。一方、価格が高騰しているのは、チョコレート業界が価格操作をしているからだという意見もある。すでに欧米を初めとして、価格操作の容疑で当局がメーカーに対して強制捜査が行なっている国も多く、消費者や小売業者がメーカーに対して起こした訴訟も50件以上になっている。Dow Jones
Candy Companies Blame Higher Prices On Hedge Funds



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