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ヘッジファンドにおけるアルファとベータ

殆どのファンド・マネージャーは、多くの投資家とは多少違った運用を好むが、レイ・ダリオ氏ほどこのことを真剣に考えている人はいない。
ダリノ氏は、30年以上前にブリッジウォーター・アソシエイツを設立。同氏は自身で運用するファンドと市場との相関を監視し、ファンドと市場の動きに収斂が表れた際はただちに運用方針を変更する。ダリノ氏の他に類を見ない運用方針により、ブリッジウォーターは世界第3位のヘッジファンドとなり、運用資産総額は1500億ドルに達した。過去15年、ブリッジウォーターが運用するヘッジファンドの平均的なリターンは年15%(手数料控除後)。 2007年、大手のヘッジファンドが次々とマイナスリターンを記録する中、同社が運用する3本のヘッジファンドのリターンは7%から11.2%だった。昨年の第3四半期は、サブプライム・ローン問題の影響により信用市場は混乱したが、ブリッジウォーターの「ピュア・アルファ・12%・ファンド」はプラス6%のリターンを記録した。この結果は、ダリノ氏の「投資は市場変動リスクと切り離されるべきである」との投資哲学によるところが大きい。現在ダリノ氏の投資哲学は広く採用されているが、1990年代初期には比較的新しい投資哲学であった。 このため、同氏の投資哲学とファンドは、各国の中央銀行、ソブリン・ウェルス・ファンド、年金基金、大学の基金などの多くの顧客を魅了した。・アルファ(α):市場全体の動きとは別に、運用者のスキル等から獲得する超過収益。・ベータ(β):個別証券、ポートフォリオの市場の動きに対する感応度を表す。ベータが1より大きいほど市場の 変化に対する感応度が高く、ベータが1より小さいほど感応度は小さい。

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