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米国のヘッジファンド運用会社2社、資金償還問題で訴訟合戦

米国のヘッジファンド運用会社2社の間で資金償還の問題が紛糾しており、現在訴訟合戦が繰り広げられている。
ヘッジファンド運用会社ウッド・クリーク・キャピタル・マネジメントは、「SageCrest II」ファンドの資金償還に絡み、同業のセージクレストをコネチカット州立裁判所に提訴したことを欧米の各メディアが報じている。これに対し、セージクレストは自らの法的正当性を主張すべく、デラウェア州にてウッド・クリークを逆提訴した。ウッド・クリークが5億ドルを投資していたヘッジファンド「SageCrest II」は、先般からの信用危機の影響を背景に、保有資産の価値を著しく毀損させた。一時は10億ドルを誇ったセージクレストの運用資産額は6.5億ドルにまで縮小したという。ファンドの戦略は、債権市場の投資機会を狙うクレジット・オポチュニティと呼ばれるものだった。コネチカット州の裁判資料によれば、ウッド・クリークによる資金の償還要求に対し、セージクレストは2機のジェット機の売却費用を充当するとし、償還要求を受諾した。しかし、実際には償還は実行されず、ジェット機の売却代金はドイツ銀行からの償還要求に充てられたとのこと。こうした経緯により、ウッド・クリークは資金の返還を求める訴訟を起こしている。一方、セージクレストは、事業全体に損害を与える恐れがある場合は投資家の償還要求を退ける権利があると主張している。ウッド・クリークが提訴した翌日、セージクレストはデラウェアの裁判所にて逆提訴に踏み切った。別件ではあるが、美術品投資も行っているセージクレストは、著名なオークションハウス、クリスティーズとの間でも訴訟問題を抱えていると報道されている。



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