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復活を試みる英ヘッジファンドのティスベリー、資金流出の食い止めに躍起

ウォールストリート・ジャーナルは10日付の電子版で、米国事業の失敗で運用成績が急速に悪化、顧客からの資金償還請求に見舞われている英ヘッジファンド運用会社、ティスベリーが立ち直りの兆しを見せている、と報じている。
ティスベリーは、昨年夏の金融市場混乱前は、M&Aブームに乗って、運用資産額も27億5,000万ドルに達するまで急成長したが、市場混乱後は同社の米国拠点であるボストン支社がTOBを巡って損失を出し、年初に米国事業を打ち切っている。ヘッジファンド・リサーチによると、昨年、イベント・ドリブン型ファンドの平均リターンがプラス6.7%の中、ティスベリーはマイナス3%だった。ただ、損失はすべて米国での運用によるもので、ロンドン本社のリターンはプラス2.5%だった。それでも、同社のイベント・ドリブン戦略ファンドに対する信頼性は損なわれ、投資家からの資金償還要請が殺到、その額は14億ドルに達した。しかし、同社のジェラード・グリフィンCEO(最高経営責任者)は、残った資産での事業継続の意思を表明している。最近は、ある機関投資家が同社に1億ドルの追加投資をすることで合意するなど、同社の戦略を支持する投資家も健在で、今後、新たな金融市場混乱が起きない限り、同社の運用資産の流出に歯止めがかかり、7億5,000万ドルで落ち着く可能性が強いと見られている。ティスベリーの4月のリターンは、資金償還の違約金収入が寄与してプラス7%となり、ヘッジファンド・リサーチのイベント・ドリブン戦略ファンド指数のプラス1%を上回った。同月はレバレッジド・ローンなどクレジット関連投資が好調で、高い運用成績を示している。また、ティスベリーの1-5月のリターンはマイナス4%で、2007年のマイナス3%からまだ回復していないが、破綻した米国事業を除けば、運用成績はプラスが続いており、当面は、破たんを免れそうだ。Dow Jones
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