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原油価格高騰に乗り遅れたエネルギー専門ヘッジファンド

原油や天然ガスなど資源価格の高騰が続く中、エネルギー市場への投資を専門とするヘッジファンドの多くはパフォーマンスが低迷している。
9日付けのウォールストリート・ジャーナルによると、エネルギー専門のヘッジファンドの多くは今年に入って、加熱する原油価格の高騰を懸念、保有する石油精製会社や製造会社銘柄の値下がりをヘッジするため、原油先物を売建てていた。しかし、原油価格の高騰は止まらず、またその影響で石油関連企業の収益は悪化。エクソンの株価が7%以上も下落するなど、多くの石油関連企業の株価が低迷した影響もあり、多くのヘッジファンドが損失を計上している。調査会社ヘッジファンド・ネットによると、エネルギー市場を専門とするヘッジファンド97本の平均リターンは昨年プラス16%に達していたが、年初来でプラス3%程度に留まっている(5月末時点)。対照的に、原油先物価格は年初来40%以上の高騰を記録している。また、エネルギー関係企業の株価に連動するETF「Global Energy Sector Index Fund」は、年初来リターンがプラス8.5%。同インデックスを上回っているヘッジファンドは、調査対象97本のうち、わずか3分の1しかない。著名なヘッジファンドもパフォーマンスの悪化に苦しんでいる。フロントポイントの「Energy Horizons Fund」やパスポート・キャピタルの「Passport Energy Fund」などは、どちらも年初来でマイナス3.5%となっている。投資戦略上、ヘッジファンドは通常、ロング・ポジションとショート・ポジションを同時にとるため、市場が高騰しているときはたいていベンチマークを下回る。メリルリンチのアナリストによると、低迷しているヘッジファンドの中には、長期原油先物取引をショートし、短期原油先物をロングしているファンドもあった。しかし、ここ数週間、長期先物の価格が短期先物を上回ったため、パフォーマンスの低迷に追い討ちをかけたという。今年に入って、原油在庫が安定した水準にあるにもかかわらず、原油価格の高騰が続いていることに、ベテランのファンド・マネージャーも驚いている。あるヘッジファンド・マネージャーは「1バレル100ドルに迫る頃は後戻りできたので、投資家が慎重になりすぎる嫌いがあった。今では価格が高くなりすぎて引くに引けなくなっている」とコメントしている。Dow Jones
Energy Hedge Funds Missing Oil Boom



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