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再起を期すヘッジファンドマネージャー、前途は多難

ウォールストリート・ジャーナルは12日付のコラムの中で、昨年夏以降のクレジット市場危機で破たんしたヘッジファンドの運用マネージャーが新ファンドを立ち上げ、再出発を目指す動きが見られるが、前途は多難だと、報じている。
今年2月に破綻した英ヘッジファンド運用会社ペロトン・パートナーズの共同創業者ジェフ・グラント氏は、9月の新会社リキッドマクロの設立を目指して奔走している。しかし、同氏が破たんから再出発に成功した最初のファンドマネージャーになれる可能性は極めて低い。アジア通貨危機とロシアの通貨・金融危機で、1998年に経営破たんしたLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)の創業者であるジョン・メリウェザーとマイロン・ショールズの両氏も新ファンドを立ち上げたが、JWMパートーナーズを運用するメリウェザー氏でさえ、早晩、3度目のチャンスに賭けるようになる可能性がある。グラント氏のほかにも、2007年7月に運用資産の半分に相当する15億ドル(約1600億円)を失ったソーウッド・キャピタル・マネジメントのジェフリー・ローソン氏も再出発を目指している。しかし、投資家は、再出発の支援には慎重にならざるを得ないと見られる。これまでのヘッジファンドの破たんを見ると、不十分なリスクマネジメントや慎重さを欠いたレバレッジ投資、また、運用成績の急速な悪化を隠ぺいしようとした軽率さが背景にあるからだ。また、投資家にとっては理不尽なヘッジファンドの手数料慣習もある。ファンドマネージャーは成功報酬を受け取るが、損失が出た場合にはその負担はしない。これでは、起死回生を目指すファンドマネージャーがその傷口を広げるようになっても不思議はない。Dow Jones
Hedge Funds Stubbornly Trudge On



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