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カナダ通信大手BCEの史上最大LBO、当局却下するもヘッジファンドは株式買い増し

カナダ最大手通信会社BCEによる非公開会社への移行計画が先月、同国控訴裁判所にて却下されたが、にもかかわらず、計画は実行されると確信し、買収アービトラージ専門のヘッジファンドがBCE株の買い増している、と17日付のダウ・ジョーンズは報じている。
ベル・カナダを傘下にもつカナダの通信会社BCEは、昨年来より、投資会社や年金基金などと共同で、520億カナダドルという史上最大規模のレバレッジド・バイアウト(LBO)の計画を進めているが、先月22日、ケベック州控訴裁判所はこの案件を却下。判決後、BCEの株価は下落していた。

一方、買収アービトラージ戦略専門のヘッジファンドは、LBOの成立を確信し、株価がLBOの公開買い付け価格を大きく下回っている現状を好機と判断、同社の株を買い増しているという。

昨年6月にBCEの取締役会で承認された今回のLBOは、9月には株主からも承認を得ていた。しかし、レバレッジにより巨額の借入金が発生することが判明。同社の発行済み社債の格付けは下がり、価格も急落したため、同社の社債保有者が訴訟を起こしていた。

先月にLBO却下の判決が出たが、それ以降、同社の株価は一時32.64カナダドルまで下落。最近の信用収縮の影響で、シティグループなど出資銀行が、本案件への融資条件の見直しを迫っているとの憶測も追い討ちをかけたとみられている。

しかし、ポールソン・アンド・カンパニーやペリー・キャピタルなど、買収アービトラージ戦略を得意とするヘッジファンドは、最高裁で本案件が承認されると確信。BCEの株価が、公開買い付け価格である1株42.75カナダドルを大きく下回り、スプレッドが7-9カナダドルに達している現状を、大きなリターンを上げる千載一遇のチャンスととらえ、同社株を買い増しているという。

現在、最高裁の審問は延期されているが、BCEのLBOによる買い付け期限が今月30日なので、近々判決が出される見通しである。

Dow Jones
Merger Arbitragers Claim Confidence In BCE Deal Compl

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