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ドバイ政府系ファンド、イスラム法に適う米著名ヘッジファンド5社に投資

ドバイ政府系ファンドが、イスラム法遵守の米大手ヘッジファンド5社に投資するファンド・オブ・ファンズ(FoFs)を創設することが明らかになった、とウォール・ストリート・ジャーナルは18日報じている。
FoFsの運用額は2.5億ドルで、米ヘッジファンド5社に対して5,000万ドルずつ均等に配分される。5社はシャリアと呼ばれるイスラム法を遵守した上で、主に金や農作物などのコモディティ関連株に対して投資する予定。

ムーディーズの調査部門によると、原油高の影響もあり、中東諸国のオイル・マネーは現在7,000億ドル規模に達しており、年率15%のペースで拡大しているという。

ファンドの組成は、ドバイ政府直轄の持ち株会社ドバイ・ワールド傘下のドバイ・マルチ・コモディティーズ・センターが行う。今回のファンド創設は、ドバイ政府系ファンドによるFoFs設立計画の一環で、FoFsに組み込まれるヘッジファンドは今後も拡大していくという。当初ファンドに投入される2.5億ドルはシードマネーであり、今後はイスラム法の遵守のファンドに関心を示す投資家から資金を調達する予定。

米ヘッジファンド5社の一角を占めるトクヴィル・アセット・マネジメントのジョン・ハサウェイ氏は「今回のプロジェクトは当社にとって、魅力あふれる中東市場へ参入する大きな足がかりとなるだろう」と語っている。

その他に参加するのは、ブラックロック、ツバイク・ディメナ・インターナショナル、オスプレー・マネジメント、そしてルーカス・キャピタルの4社。今回のプロジェクトは、世界の金融業界で、近年急成長しているオイル・マネーの獲得競争が激化していることを如実に示している。

イスラム社会においては投資行為を行なう場合、イスラム法であるシャリアを遵守することが厳しく要求される。シャリアでは、アルコールに関連した企業や多額の負債を抱えた企業への投資を禁じている。また、所有していないものを売る行為を認めないため、ヘッジファンドが得意とする空売りも禁じられる。

運用に当たって5社は、シャリアの基準に満たさない企業を自動的に排除する仕組みをもつ「Al Safi」というトレーディング・システムを採用する予定。「Al Safi」は、イスラム法で「arboon」と呼ばれる手付金と似た仕組みを利用して、空売りとほぼ同じ取引を可能にする。

Dow Jones
19 Jun 2008 00:42 BST WSJ(6/19)
Dubai Taps Talent For Shariah Fund

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