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米著名ヘッジファンド運用者のポールソン氏、金融危機の損失は1.3兆ドルとの見通し

著名ヘッジファンド・マネジャーのポールソン氏は、金融危機による損失額が1.3兆ドルに達するとの見通しを示していると複数の金融メディアが報じている。
運用資産額330億ドルのヘッジファンド運用会社を率いるポールソン氏は18日、モナコで開かれているヘッジファンド会議「GAIMインターナショナル」にて、米国のサブプライムローン問題による金融危機がもたらした損失は1.3兆ドルに達するとの見通しを明らかにした。これまでに各国の金融機関が公表している損失額は3,950億ドルだが、「まだ3分の1に過ぎない」と述べた。

イベントの目玉となる講演を行ったポールソン氏だが、その見通しは、今回の会議の参加者の考え方とも一致する。GAIMの調査によると、1,300のヘッジファンド・マネジャー、投資家、投資サービス会社のうち、80%以上が信用危機が続くと予想し、約23%は状況が「大きく悪化する」と答えている。

ヘッジファンドが運用成績の低迷に苦しむ現在、昨年の成功者ポールソン氏に注目が集まる。オプティマル・インベストメントの最高投資責任者(CIO)マヌエル・エチェヴェリア氏は「昨年、ポールソン氏は的確な投資を行い、大きな成功を収めた。利益を上げることが難しくなった現在、彼の動向に注目し続ける必要がある」と述べている。

ポールソン氏はバンクローンなどの破綻(ディストレスト)証券への投資を準備しているこを明らかにし、「10兆ドル規模のチャンスがある」と説明した。その上で、全体としては時期が早すぎるものの、「今年のチャンス」はモーゲージバック債(MBS)にあるとし、「適切なタイミングを見計らっている。タイミングが早過ぎれば損失が生まれる」と述べている。

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