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べアーSの元ヘッジファンド運用者、詐欺容疑で逮捕―投資家の被害額は18億ドル

ダウ・ジョーンズによると、米検察当局は19日、昨年夏のクレジット市場危機の引き金となった大手証券会社ベアー・スターンズの元ヘッジファンド運用マネジャー2人を証券詐欺罪や共謀罪、通信詐欺罪など計9件の罪状で起訴した。
起訴されたのはラルフ・シオフィ(52)とマシュー・タンニン(46)の両被告。起訴に先立って、両被告は同日午前7時にそれぞれの自宅で逮捕された。

2人が運用していたファンドは、「ハイグレード・ストラクチャード・クレジットストラテジーズ・マスターファンド」と「エンハンスト・マスターファンド」で、2007年7月31日に連邦破産法の適用を申請して破綻、SEC(米証券取引委員会)によると、投資家の被害額は約18億ドルに達している。

起訴状によると、昨年2月ごろからMBS(不動産担保証券)市場が悪化し、両被告が運用する2つのヘッジファンドの運用成績への悪影響が懸念されたにもかかわらず、両被告は投資家に対し、ファンドの運用見通しや資金状況、サブプライム市場関連のエクスポージャーなどを隠ぺい、あるいは虚偽の報告を行ったとしている。

またシオフィ被告は、同ファンドから自ら投資していた資金600万ドルのうち、一部(200万ドル)を投資家に通知せず、他のファンドへ移していたとして、インサイダー取引の疑いで起訴された。

両被告は共謀罪で有罪となれば、いずれも最長20年の禁固刑、また、シオフィ被告はインサイダー取引でも有罪になれば、さらに20年の禁固刑が言い渡される。

両被告は弁護士を通じて、無罪を主張している。タニン被告の弁護士スーザン・ブルーン氏は、「金融市場の危機が広がったことから、スケープゴートにされた」と語った。

また、シオフィ被告の弁護士エドワード・リトル氏も「シオフィ氏のファンドが最初に破たんしたことから格好の標的にされたと思われるが、そうだからといって、同氏が違法行為を犯したことにはならない」と述べている。

Dow Jones
19 Jun 2008 18:57 BST DJ UPDATE
Ex-Bear Fund Managers Indicted On Fraud Charges



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