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ヘッジファンドの投資家が見落としがちなデューデリジェンスの重要性

ダウ・ジョーンズは24日付で、一見、華やかに見えるヘッジファンドの世界だが、投資家は、十分なデューデリジェンス(財務調査)を怠れば将来に禍根を残すことになると、報じている。
典型例として、ウィンドミル・マネジメントのヘッジファンド「SageCrest II」への投資に失敗したラッセル・インベストメンツを挙げている。ラッセルは自社が運用しているヘッジファンド「Alternative Strategies Fund」を通じて、「SageCrest II」に2億ドルを投資していたが、昨年12月末に同ファンドの顧客に対し、パフォーマンス不振で損失が拡大したと報告している。「SageCrest II」の運用資産が昨年11月末の9億ドルからわずか1ヵ月間で4億ドル以上も縮小。ラッセルの「SageCrest II」のポートフォリオの55%が毀損し、評価損の計上を余儀なくされた。この3ヵ月後に、ラッセルは自社のヘッジファンド3本のうち、2本の清算に追い込まれている。ラッセルはノースウェスタン・ミューチュアル生命保険会社のヘッジファンド子会社で、ピーク時の運用資産額は70億ドルを超えていた。問題は、もし、ラッセルが、ウィンドミルに絡んだすべての過去の裁判記録を事前に調査していれば、果たして「SageCrest II」に投資していただろうかという疑問だという。ウィンドミルは2001年に、最初のヘッジファンド「SageCrest I」をローンチするが、2004年には運用不振となり、投資家への情報開示を恣意的に怠ったとして、リンク・ホールディングスから訴えられている。同様に、ウェスターリー・キャピタルも880万ドルの資金償還を求める訴訟をおこしている。そもそも、ウィンドミルが設立する前から、共同創業者同士が訴訟合戦を起こしていた。1995年のニューヨーク州の第1審裁判で、フィリップ・ミル氏とリチャード・ウェイアンド氏が金銭問題で法廷闘争。さらには、今年6月初め、「SageCrest II」に500万ドルを投資していたウッド・クリーク・キャピタル・マネジメントも資金償還を求めて訴訟を起こし、現在も係争中となっている。Dow Jones
SageCrest Principals' Past Should Have Raised Red Flags



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