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米PE大手ブラックストーン、投資先企業をSPACに売却―新たな収益方法として注目

ダウ・ジョーンズは6月30日付で、米大手プライベート・エクイティ投資会社ブラックストーンが、1998年に買収した米プラスチック容器メーカー大手グラハム・パッケージング・ホールディングスの株式の一部を、特別目的買収会社(SPAC)ヒックス・アクイジションに売却する、と報じている。
ヒックス・アクイジションは、米投資家トーマス・ヒックス氏が保有する企業で、ブラックストーンは、グラハムの保有株式の66%を32億ドルで売却することで合意したもの。売却後もブラックストーンは引き続き、残りの34%を保有、単独で最大株主となる。

グラハムの売却は、ヒックス・アクイジションの株主の了承を経て年内に完了する予定。また、売却後、グラハムは社名をグラハム・パッケージングに変更し、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場を目指す。

今回の売却協議で焦点となったのは、グラハムの経営支配権が身売りなどで新経営者に移動する場合、ブラックストーンが単独で最大株主の地位を失うと「ゴールデンパラシュート」が発動され、旧経営陣や従業員に対する特別退職金の支払いなどで、新たに23億ドルの負債が加わる可能性があったことだ。

このため、今回の合意では、ブラックストーンが保有株式の一部の売却にとどめ、経営権移動規定の発動を回避したのが特徴。その意味で、プライベート・エクイティ(PE)投資会社による資産売却の新たな道を開いたといえる。

※ゴールデンパラシュート――敵対的買収防衛策の一種。買収対象となった企業の経営陣が、敵対的買収者から解任されることを想定して、実際に解任された際、経営の座を譲り渡す代わりに退職金などの形で巨額の利益が支払われるように取り決めを行うこと。

Dow Jones
30 Jun 2008 21:21 BST
Graham Packaging Going Public Carefully Via SPAC Deal

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