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米大手ヘッジファンドのSACキャピタル、債券部門閉鎖―不吉な兆候か

ウォールストリート・ジャーナルは1日付で、米ヘッジファンド運用会社のSACキャピタルが債券投資部門を縮小しており、ヘッジファンド業界全体にとって不吉な兆候となりつつある、と報じている。
SACキャピタルは、スティーブン・コーエン氏が代表を務める資産運用額160億ドルのマルチ戦略ヘッジファンドだが、最近は、債券投資部門のスタッフを削減してきているという。一部報道によると、同社傘下のシグマ・キャピタル・マネジメントの債券投資部門が今月30日に閉鎖、スタッフ8人程度が解雇されるという。

もともと、同社は株式ロング・ショート戦略を得意としており、株式投資志向があったが、同社の債券離れはヘッジファンド業界全体に見られる傾向となっている。

クレジット市場危機の影響で、ヘッジファンドはリターンを拡大することによって投資家から資金を集めるために必要な借り入れが困難になっていることがある。資金の貸し手である銀行やプライム・ブローカーがクレジット市場危機の中で、債券投資戦略に消極的になっているためだ。

ヘッジファンドは債券投資に必要な資金を十分に調達することが困難になっているため、債券売買自体が細ってきている状況にあり、ポールソン&カンパニーのようにサブプライム関連証券投資で利益を上げているヘッジファンドはごく少数で、大半は運用成績の悪化に苦しんでいるのが実態だ。

債券戦略のファンドの運用成績を見るインデックスは、昨年はリターンがマイナスか、大幅低下となっている。

Dow Jones
01 Jul 2008 01:11 BST WSJ(7/1)
Breakingviews.com: SAC Move Is Ominous Sign

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